龍と会えなくなってからの私
龍ちゃんと会えなくなってからの私は
布団に寝たまま、布団ごと、空飛ぶ絨毯のごとく
宙に浮きキッチンに移動したり、リビングに移動したり。
ひとり遊びをしていました。
布団ごと浮いてるのを確かめるように
敷き布団の下を触って、ちゃんと浮いているか確かめたり。
毎晩そんな遊びをしていた記憶があります。
ある時、ハムスターのように小さくなって、
もの凄く大きなダイニングの椅子を見上げてビックリしました。
ビックリし過ぎて次の日も、
その次の日も同じことしていたのを覚えています。
昼間、外に出ると人間じゃないものに話しかけていました。
太陽、空、風、木、花、虫、石、
何にでも話しかけていました。みんな友達!
保育園に行くようになって、
他のお友達から、「変だよ」「お話なんてできないよ」「嘘つき」
「変わってる」と言われてから
何にでも話しかけるのをやめました。
誰もいない、一人の時に話しかけていました。
大人になってからは車にも話しかけています。